「インドスーパーリーグ」が発足

リライアンス・インダストリーズ、IMG、スター・インディアの3社は、「インドスーパーリーグ」の発足を発表しました。これにより、インド人選手の強化、国際的な選手の輩出だけでなく、サッカーがインドを代表するスポーツとなり国際的にインドサッカーが認められることも期待されています。

3社は、インドサッカーを世界で通用するレベルに引き上げ、将来的には2026年のワールドカップ出場を目標に、各社の強みを生かして国内サッカーを根本から作り替えていきます。 インド最大の事業を行うリライアンス、世界的にスポーツ、ファッション、メディア事業を行うIMG、インド最大のTV、エンターテインメント事業を行うスター・インディア、この3社それぞれが新しい考え方、競争力を持ち、冒険的事業を推し進めているのです。

「インドスーパーリーグ」は8つの都市のチームで構成、2014年1月18日にスタートし、2014年3月まで試合が続きます。インド国内では若者の中で世界レベルのスポーツに対する関心が急激に高まっており、これは追い風となるでしょう。

放映権とスポンサーシップの権利を持つスター・インディアは、何百万もの世帯に試合の模様を届けられる特性を利用し、フィールド内外のコンテンツで収益を得ます。世界的に見てもサッカーは人気スポーツで、競技人口、ファン数、視聴率、スポンサーシップ、収益、どれをとっても最多です。ATカーニーによると、サッカーに関する歳入は世界レベルでは280億ドルと報告されています。インドでBCCI(The Board Of Control For Cricket In India)の放映権も持つスター・インディアは、視聴者を惹きつけるためにこれまで培ったコンテンツ作り、出演やプレゼンテーションの知識を活用できるでしょう。

「サッカーは、この国で大きな可能性を秘めており、他の競技とは異なる商業的な成功を収める可能性を持っています。私たちはインドサッカー界の成長がこの国のスポーツを大きく変えると信じています」 (IMGリライアンス / ニタ・M・アンバニ)

「インドスーパーリーグは、充実した施設、インドの大都市間の競争、10億人もの熱狂的なファンに支えられ、国際的なスター選手を育てることができるでしょう。インドでサッカーが新しい盛り上がりを見せることを想像させます。また、この国とスポーツが更に発展するとともに国際的にも認められていくでしょう」 (IMG Worldwide / マイク・ドーラン)

「インドはクリケットに続く競技を熱望していました。我々が持つ専門知識を活かし、視聴者に他では経験できないようなサッカーコンテンツをお届けしたいです。長い間、インドのスポーツファンは私たちが目の前にしているこの幕開けを静かに待っていました。私たちの目的は、インドサッカーに変化を起こすことに他なりません。世界にインドサッカーの存在を知らしめたいのです」 (スター・インディア / ウディ・シャンカル)

「インドスーパーリーグは、インドサッカー界の進化を代表するものです。選手も、オーナーも、ファンも喜んでいます」 (インドサッカー協会会長 ・ 重工業大臣 / プラフル・パテル)

このリーグは、国際的な基準と規則に厳密に則って行われ、インド国内外から最高の選手が集められます。各チームに1人はスター選手が所属し、他に外国人選手やインド人選手も所属します。インド国内の急速に深まるサッカー人気と長期に渡るスポーツへの関心によって、インドスーパーリーグはまさに新しいサッカー文化の出発点に立っています。

インドスーパーリーグは、大衆にサッカーを楽しんでもらうためにスポーツの総合的な発展に狙いを定めた多くのプロジェクトを実行に移しています。それは大衆にサッカーを楽しんでもらうためにサッカーと関わりをもつことであり、子供たちにサッカーを推奨したり、才能ある若い選手をエリート選手として育てる基盤を作ったり、あらゆるレベルを指導できるコーチの確保などが含まれています。