IMGとthe Chicago Transit Authority (シカゴ交通局、以下CTA)は、非運賃収益を増加させてCTAの経営を安定化させるためのコンサルティング契約を締結していましたが、今回、コンサルティングの成果としてシカゴにある11の駅について民間企業と独占的な企業パートナーシップを導入することを発表しました。
アメリカで初となるパートナーシップを導入したCTAとIMGは、シカゴ市内のCTAの駅における様々な権利や利益を活用するビジネスモデルを作っていくことになります。その第一段階として、11の駅でブランドマーケティング、広告、Web広告、ネーミングライツ、駅構内でのイベントで協賛を募ります。
この契約の一環として、企業のブランド名が現行の駅名に加えられることになります。このプログラムの対象としてO’Hare駅, Fullerton駅, Belmont駅, Addison駅, Chicago駅, Grand/State駅, 95th駅, North/Clybourn駅, Midway駅, Ashland 63rd駅、79th駅が選ばれました。ロケーション、ブランド認知度や露出、利用者の多さ、収益の可能性という鍵を握る事項がIMGの分析によって最適だと認められた駅です。
CTAはアメリカ国内で2番目に大きな公共交通機関です。シカゴ市内と近隣40の地域でバス、地下鉄を運行しています。CTAは年間を通じて24時間運行し、平日には地下鉄8路線、バス140ルートに乗車する170万人の足となっています。
「シカゴは、パートナー企業がブランドの国内での認知度を上げることが可能なエンタテインメント、スポーツイベント、映画撮影の受け入れ先として人気の都市へと変貌を遂げようとしています。パートナー企業は、このプログラムを通じて更に多くの消費者を引き付け、ブランドを印象付けることができます。今回の契約は、収益アップのための大きなチャンスを生み出すまったく新しい協賛プログラムの土台となるでしょう」 (IMG / ジョージ・パイン)
「IMGとの提携は、革新的なプログラムを作り出すための提携であり、わが社のインフラを維持、発展させるために必要な収益増加のための創造的な選択肢を提供することによってお客様を支援することもできます。CTAは信頼性のある確実な運行をお客様に提供することを心がけていきたいと思います」 (CTA / フォレスト・クレイプール)
CTAの企業スポンサーシッププログラムについて詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.transitchicago.com/partnership/
IMGのコンサルティング部門にはIMG Consulting Public, Tourism and Real Estate(公共、観光、不動産)があり、それぞれ以下のサービスを全世界で展開しております。
■パートナーシップ(公共部門)- 公共事業体の収益創出のために、企業パートナーシッププログラムを導入: ・都市と地域 ・観光資源、ホテル、リゾート ・交通機関(メトロ、バス、エアライン、クルーズ)
■イベント及びスポンサーシップ(観光部門): ・目的地、ホテル、リゾートの宣伝ツールとしての革新的なスポンサーシッププラットフォーム ・イベントプラン(イベントの誘致方法 – 招致活動)
■ コンセプト化(不動産部門): ・不動産開発、アトラクション、スポーツリゾート、レジャー施設などに他との違いを生む、革新的なスポーツおよびライフスタイルのコンセプト
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