ドイツのシュツットガルトで行われたポルシェ・テニス・グランプリで、マリア・シャラポワが優勝、3連覇を達成しました。 決勝の第1セットを3-6で落としたシャラポワでしたが、フルセットの末、逆転でアナ・イバノビッチに勝利。1988年以来、この大会を3連覇した選手は他にはなく、シャラポワ自身にとっても同じ大会を3連覇するのは初めてです。これから始まるクレーコートシーズンに向けて素晴らしいスタートを切りました。 この優勝は、シャラポワにとって2014年最初のタイトルで、2003年から毎年続くWTAタイトルの連続獲得記録を更新しました。WTAタイトルを30以上獲得している現役選手はシャラポワを含めて3人のみです。
シャラポワは、「試合の前半では、今日はうまくいかないかもしれないと思いましたが、なんとか逆転できました。今シーズンはスロースタートとなってしまいましたが、私もチームも勝利を目指して精一杯がんばってきました。その結果をシュツットガルトで出せたことがとてもうれしいです。自分がポルシェファミリーの一員であるように感じていて、この大会が大好きなので、今日は特別な1日になりました」とコメントしました。
同じくポルシェ・テニス・グランプリの女子ダブルスでは、ロベルタ・ビンチと組んだサラ・エラニが優勝しました。エラニ、ビンチ組は、3ゲーム以上落とすことなく優勝。全豪オープンに続く優勝で、エラニはこれまでにダブルスでWTAタイトルを21獲得しています。
エラニは今大会、準決勝でシャラポワに負けたものの、シングルスでもベスト4に進出しました。
また、今後の活躍が期待されている英国出身のリアム・ブローディー(20歳)は、地元で行われたATPチャレンジャー、エイゴンGBプロシリーズで優勝しました。キャリア2度目の優勝を飾ったブローディーは、ウィンブルドン・ジュニアと全米オープン・ジュニアで決勝進出の経験を持っています。
1回戦で元世界ランク1位のマリア・シャラポワ、準決勝では世界ランク1位のシモナ・ハレプをやぶる快進撃を見せ、そのままの勢いで決勝もダリア・カサキナに6-3、6-2のストレート勝ち。決勝までの7試合で、セットを落としたのはわずか1度という強さを見せて優勝を果たしました。 世界ランキングも、44位から自己最高の22位に上昇。
次は、フロリダ・マイアミで開催されるマイアミ・オープンに出場します。
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